2023年02月03日

2023年 第4週(1月23日~1月29日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は今週 18,718 人(先週 29,260 人)で、対先週比 0.6倍となり、減少が続いています。
 年齢別においては、10 歳未満が 17%と最も多く、40 歳代 15%、30 歳代が 14%となっており、30歳代以下の若い世代の占める割合が 54%となっています。
 新型コロナウイルス感染症は減少が続いていますが、インフルエンザの定点あたりの患者数は 14.02人と先週から増加しています。
また、学校における学級閉鎖等も増加しています。感染症の拡大を防ぐためにも、今後も引き続き基本的な感染症対策や積極的なワクチン接種をお願いします。
※2022 年 9 月 26 日(月)から全国一律で全数届出の見直しが行われたため、集計方法が変更になりました。
(健康フォローアップセンター等からの報告数を含めています。)

定点把握感染症

~インフルエンザ~
 定点あたり患者数は、今週 14.02 人(先週 12.13 人)と増加しました。
県下 17 保健所では、尼崎市が警報レベル開始基準値(定点あたり患者数 30.0 人)を超え、神戸市、姫路市、西宮市、明石市、伊丹、加古川、加東保健所管内が注意報レベル基準値(定点あたり患者数 10.0 人)を超えています。
 直近の 5 週間に県内の定点医療機関から報告された患者 7,924 人の年齢分布では、5~9 歳 35%、10~14歳 21%で、15 歳未満が全体の 75%を占めています。
 臨時休業の施設別発生状況では、今週 248 件(先週 155 件)の報告がありました。内訳は学年閉鎖 23 件、学級閉鎖 225 件、施設別では、幼稚園 17 件、小学校 172 件、中学校 43件、高等学校 6 件、その他 10 件です。
 また、当研究所では今シーズン、県内の患者から AH3 亜型(A 香港型)25 件のインフルエンザウイルスを検出しています。
インフルエンザの予防には、ワクチン接種、手洗いが有効です。また、感染が疑われる場合は、マスクの着用、咳エチケット、早めの受診が重要です。

【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2023年2月2日更新)