2020年12月11日

2020年第49週(11月30日~12月6日)

〈新型コロナウイルス感染症に関する情報〉
 兵庫県内の新型コロナウイルス新規感染者数は、今週 872 人(先週 794 人)で、クラスターの発生等により増加となり、県の判断基準は厳重な警戒を要する「感染拡大特別期」が継続しています。
地域的には、神戸市367 人、姫路市 96 人、伊丹保健所管内 77 人、尼崎市 68 人、西宮市 64 人、宝塚保健所管内 46 人、加東保健所管内 43 人、加古川保健所管内 34 人、明石市 28 人、龍野保健所管内 18 人、福崎保健所管内 16 人、芦屋保健所管内 9 人、洲本保健所管内 3 人、赤穂保健所管内 2 人、丹波保健所管内 1 人で、年齢階級別では、50 歳代 152 人、20 歳代 145 人、80 歳以上 116 人、40 歳代 112 人、60 歳代 89 人、70 歳代 85 人、30 歳代 84 人、10 歳代 68 人、10歳未満 21 人の順で多くなっています。
 年末年始の時期は人の移動が集中し「密」になりがちです。
特に感染リスクが高まる以下の「5つの場面」に注意し、またできるだけ不要不急の外出を控えて下さい。
①飲酒を伴う懇親会等 ②大人数や長時間におよぶ飲食 ③マスクなしでの会話 ④狭い空間での共同生活 ⑤休憩室、喫煙所、更衣室等
 この感染症は、発熱や咳が初期症状です。
発熱等があれば、かかりつけ医や発熱等受診・相談センター(保健所)等に、電話で相談してください。

 兵庫県における新型コロナウイルスの検査及び陽性者の状況は、兵庫県のホームページにグラフ等で表示されていますので、ご覧ください。
>>詳細はこちら
 また、兵庫県立健康科学研究所 感染症部のホームページ >>詳細はこちら から、新型コロナウイルスに関する厚生労働省、国立感染症研究所、兵庫県の情報がご覧になれます。


定点把握感染症

 ~インフルエンザ~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

 ~RS ウイルス感染症~
定点あたり患者数は、例年に比べて少ない状況で推移しています。

全数把握感染症

 ~つつが虫病~
 今週 2 人の報告があり、今年の累積患者数は 5 人となりました。
地域的には、龍野保健所管内 3 人、姫路市及び朝来保健所管内が各 1 人となっています。
 性別では、男性 4 人、女性 1 人、年齢階級別では、70 歳代 2 人、50 歳代、60 歳代及び 80 歳代が各 1 人となっています。
 病原体である Orientia tsutsugamushi を保有するツツガムシ(ダニ類)の刺咬により感染します。
ツツガムシは秋~初冬にかけて孵化するため、この時期に発生が多くみられます。
ハイキングや山作業には虫除け剤を使用し、入浴や着替えによって、ツツガムシの付着を防ぎます。
また、山野へ入った 5~14 日後に発熱や発疹が出た時は、受診時にその時の行動地域を伝えることが重要です。


【兵庫県感染症情報センターより参照】
(2020年12月10日更新)